Home やってみログ 小野 天気について誤った判断をしないために
2008.09.21 05:40:45
小野

昨日の予報通り今日は見事に雨となりました。

本来の予定は昨日の実施であったのに、台風の影響を配慮して事前に延期を決めてしまったために、晴れであった昨日には行われず、天気が悪くなることが予想された今日実施することになったことは、昨日のブログで書いた通りです。

運動会はどうなったのかというと、これが見事に「悪い対応の見本」というべき状況となりました。

詳細は省きますが、早朝の時点で降水確率は60%であったにも関わらず決行という判断がなされ、案の定児童の登校中にすでに雨が降ってきました。結局延期となるのですが、その決定がなされるのがあまりに遅く、多くの児童や地域の人々や先生方に余計な徒労を強いることとなりました。

延期にも関わらず、うちの息子①が家に帰ってきたのは、なんと12時過ぎでした。その間に各家庭への状況説明もなく、多くの家庭で学校に対して強い不満や怒りを抱いたことは間違いありません。

状況に対する説明不足、といったことはここでは抜きにして、天気に対する判断がなぜこれほどまでに迷走したのか、その原因について考えてみました。

  1. 台風前後で天気の予想が大きく変わり得るといった、天気に関する知識が不足していたのではないか
  2. 天気に関する情報を十分活用できていなかったのではないか
  3. 天気以外の条件により意思決定のブレがあったのではないか
  4. 注意報や警報に振り回されていたのではないか

1.については、昨日書いた通りです。

2.についてですが、天気予報を見るとき、多くの方は晴れか雨か降水確率が何%かといった情報だけを基準として判断しているのではないでしょうか。しかし、降水確率50%とか60%のときには、どう判断すべきか迷うはずです。そうは言っても、天気図を見て判断することは一般人には難しいでしょう。

息子①の小学校でも、降水確率程度の情報しか利用していなかった、あるいは他の情報を見ていたとしても、それを十分に活用する術を知らなかったと思われます。というのは、十分に情報を活用していたなら、今日のケースでは最初から延期すべきという判断ができたはずですし、そうでなくても早い時点で延期という判断がなされたはずです。

同じような失敗をしないためには、どのような情報を利用すべきでしょうか。

私がお勧めするのは、雨雲の動きの予測を利用することです。昨日も書いたように、気象庁の出す短期予報はかなり精度が高くなっています。台風のような特殊な状況を除き、ほぼ予測どおりに推移するとみなして構わないでしょう。

雨雲の広がり方や強い雨の降る雲の動きをよく観察します。対象とする地域にどのように雨雲が通るのかを見て、強い雨を降らせる雨雲が真上またはすぐ近くを通るようであれば、降水確率が高くなくても雨が降る可能性は高いと考えてよいでしょう。少雨を降らせる雨雲しかかからない場合の判断は難しいのですが、その場合は実況をもとに判断します。

実況をもとにするというのは、例えば雲がかかり始めたときに現況でわずかでも雨が降っているようであれば、しばらく連続して雲がかかる場合には本格的な雨となる可能性が高くなる、といったことです。逆に、ずっと雲がかかっているのに、雨が降っていないなら、その後もしばらく降らない可能性が高いでしょう。

もちろん、あくまで可能性が高いということであって、確実にそうなるということを保障するものではありません。しかし、降水確率よりはずっと当てになります。

雨雲の動きの予測をもとにして割り出しているはずので降水確率よりも、直接雨雲の動きの予測を見て自分で判断する方がよいのは何故かというと、降水確率の仕組みにあります。

降水確率は、一定時間に1mm以上の雨が降る確率を表しています。しかし、よく考えてみると、時間を長くして対象範囲を広くすれば、降水確率は必ず上がります。逆に時間を短くして範囲を狭めれば、降水確率は低下するでしょう。そんなことにならないよう時間と範囲を固定しているわけですが、範囲を細分化してみると、南部では降るけれど北部では降らない、ということがあるわけです。そうなった場合は、南部で80%で北部で20%の確率であれば合わせて平均化して50%というような判断となるわけです。時間についても同じで、6時間のうちに1時間雨が降ることがほぼ確実であったとしても、雲の速度が正確にわかるわけではないので、その1時間が前半の3時間に入るのか、後半の3時間に入るのかは確率で表されます。例えば、6時間全体では80%でも3時間ごとに分けると60%ずつに低下する、ということが生じうるわけです。

そんなわけで、最初から対象地域と対象時間帯が絞り込まれているのなら、直接雨雲の動きを見て判断した方が確実なのです。

雨雲の動きの代わりに、ピンポイント予報を使うのもよいでしょう。私の経験では、雨雲の動きの方が動きがわかる分だけ、より正確な判断ができるように思いますが、ピンポイント予報が優れている点もあります。

ピンポイント予報では、降水確率ではなく3時間ごとの降水量を示してくれます。

ここで、1mm以上の降水量が予測されている場合は、かなり高い確率で雨が降ります。これはかなり参考になります。

ただし、逆に0mmとなっている場合にも雨が降ることは結構ありますから、0mmだから雨が降らないと判断するのは大変危険です。

3.以降についても、いろいろ書きたいと思っていましたが、長くなったので今回はこれまでとしておきます。

 



  雑記
 

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