びわ湖南部エリア・マネジメントスクール2008の第6回目に参加してきました。 講師はBIGLOBEキャピタル株式会社 シニアファンドマネージャー 久保真氏。
題目は「ベンチャー企業との連携 ~コーポレートベンチャーリングについて~」です。 コーポレートベンチャーリングというのは、大手の企業がベンチャー企業に対して資金提供をすることを言います。このようなベンチャーキャピタルをCVC(corporate venture captal)と呼びます。 一般のVCは、投資先の上場時の株式売買の利益をもとに経営しているのですが、CVCはスポンサーの企業をサポートしてもらうことを目的としてベンチャー企業に投資するので、必ずしも上場の株式売買益を狙っているわけではありません。 講師の久保氏には申し訳ありませんが、今回の講義はいまひとつでした。内容云々というよりは、講師の気持ちの問題であるような気がします。少なくとも、この機会に是非とも利用して欲しいとか、自分の理念をぜひ伝えたい、といった熱意は全く伝わってきませんでした。
今回に限らず普段の話し方がそんな感じなのかもしれませんが、ベンチャーキャピタルは言わば夢に投資する商売なのですから、熱く語れなければ投資先も尻ごみするでしょう。まあ、親会社がNECですから…。
とはいえ、講義内容そのものは勉強にはなりました。少なくとも大企業もベンチャー企業を必要としている、ということは起業家にとっては励みとなるのではないでしょうか。大企業といっても、BIGLOBそのものはYahoo!やGoogleと比べると小さいですから、同業他社である@Niftyなど同程度の規模のポータルサイト同士でアライアンスを組んだ話などは参考になりました。
今後の企業の在り方としては、規模の大小に関わらずいかにアライアンスを組んでコラボしてゆくのかがポイントとなるでしょうね。 大企業の論理からすれば、自分で技術開発するよりはベンチャー企業に投資して口出しした方が安上がり、ということもあるでしょう。単なる下請けとは違い、投資なら投資先を囲い込むことができますし、最終的に買収する道筋もつけられます。 ベンチャー企業としても、最終的にどこかに高値で身売りすることを目的としているようなところもありますから、そういった企業にとってはCVCの利用は有効でしょう。そうでないなら、囲い込まれないように気をつける必要があるでしょう。気が付いたら系列に組み込まれていて、自由な経営ができないということになったら、何のためにベンチャー企業を興したのかわからなくなります。
CVCがみな囲い込みや買収を目的に活動しているわけではないでしょうから、大企業から投資の話があったときには、その趣旨をよく理解して、株主比率もよく把握したうえで、投資を受けるかどうか判断すべきでしょう。
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