Home 3次元遠方写真計測 写真計測の基礎
写真計測の基礎

写真計測とは

写真計測(写真測量と同義)とは、写真を用いて対象物の形状や位置を計測する技術です。基礎原理は人間の視覚と同じです。人間の目の代わりにカメラを用い、脳の代わりにコンピュータで処理をします。

投影関係は下の図のようになります。被写体から放射または反射された光がレンズにより集光され、フィルム(センサ)上に投影されます。実際の光の経路は黄色の帯のようになりますが、投影関係を数学的に図示すると、黒色の実線のようになります。

数学的には、3次元の対象から2次元平面上の像への中心投影ということになります。

写真を用いた3次元計測とは、2次元で表現される像を複数用いて、撮影時の状態を(仮想的に)再現したうえで、元の3次元の対象物を(仮想的に)復元する処理であるといえます。

例として、ステレオ写真を用いた奥行き方向の把握方法を下図に示します。

さまざまな写真計測の方法

写真計測の方法としては、 航空機を用いる方法、人工衛星を用いる方法、地上から撮影する方法などさまざまなものがあります。

航空機から写真撮影する方法(空中写真測量)

人工衛星ALOS(だいち)の3次元計測センサPRISMによる撮影方式 (c) JAXA

地上から比較的小さい対象を計測する場合の撮影方法(近接写真測量)

3次元写真計測の処理

写真計測を行うためには、以下のような手続きが必要です。

  1. カメラの較正(焦点距離やレンズ歪の大きさを求めること)
  2. 重複撮影
  3. 標定計算(各写真の撮影位置、撮影方向の計算)
  4. 対応点探索(異なる写真に写った同一点を探すこと)
  5. 対象物の3次元座標の計算

さらに、計測された3次元情報をもとに、地図や図面を作ったり、コンピュータ上で3次元モデルを作るといった図化作業が必要となります。

 

LAST_UPDATED2
 
Copyright reserved by Zoomscape Inc. 株式会社ズームスケープ