| 望遠レンズと写真管理 |
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望遠レンズで広域を撮影する場合に生じやすい事態として、個々の写真が全体のどこを撮影したものなのか、わからなくなるという問題があります。この問題は撮影時においても起こりやすく、部分的に撮影し残してしまう箇所が現れる可能性があります。
この問題を避けるために、少なくとも三脚を用いて撮影すべきでしょう。手ブレを減らすためにも三脚の使用は必須です。三脚を用いて、同一地点からパノラマ状に撮影することで、写真の管理は格段に楽になります。 とはいえ、3次元計測を行う場合には、三脚だけでは十分だとは言えません。なぜなら、ある位置から撮影されたある写真上の1点が、ほかの位置から撮影された写真のうちのどれに写り、その写真中のどの部分に写っているのかを把握することが、やはり困難だからです。 少なくとも、個々の写真がどの位置からどの方向に向けて撮影されたものなのかが把握されていなければ、対応点を特定するどころか、対応する写真を選ぶことすらままならないのです。 もちろんこれは、望遠レンズだけに特有の問題ではありません。広域を撮影した航空写真でも同じ問題がよく生じます。しかし、航空写真では撮影位置が記録され、それをもとに「標定図」と呼ばれる各写真の撮影位置を示す地図を作って作業するため、標定図さえあれば混乱は生じません。
標定図の例 (c)国土地理院 地上からの撮影であっても、同じように撮影位置や撮影方向を把握できるようにすればよいのです。3次元遠方写真計測では、デジタルフォトセオドライトを用いて撮影することで、撮影角を記録するとともに、セオドライトの標定機能を用いて撮影位置を定めるため、適切な写真管理ができます。
デジタルフォトセオドライトによる角観測によって自動生成された画像配置図 (続く) (写真計測と中心投影歪に戻る) |
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